in a Million

児童文学 ときどき アイドル

小学5~6年生

『雲をつかむ少女』

雲をつかむ少女 藤野恵美 講談社 2015/03/19 生まれたときからインターネットが当たり前に存在していた世代を「デジタルネイティブ」と言うそうです。 デジタルネイティブ、中学二年生の結衣が、この本の最初の主人公。 SNS、動画サイト、ゲーム、ネットアイ…

『願いがかなうふしぎな日記』

願いがかなうふしぎな日記 本田有明 作 PHP研究所 2012/8/22 光平は、おばあちゃんから、書いた望みは叶うという日記帳をもらう。半信半疑で書いてみると、望みはなんだか叶っていくようだ。 自分のための望み、ひとのための願い、なかなか叶わない望み。…

『美乃里の夏』

美乃里の夏 藤巻 吏絵 作 長新太 画 福音館書店 2004/7/15 五年生の美乃里の最悪の日から、この物語は始まります。 夏休みも近いある日のこと。 美乃里は、気づかなければよかったことに気づいてしまいます。 自分の仲良しの友だちと、自分の好きな男の子が…

『マキの廃墟伝説 ホーンテッド・シティー物語』

『マキの廃墟伝説 ホーンテッド・シティー物語』 山中恒・著 スカイエマ・イラスト 理論社 2007/6 あたたかい人情味のあるストーリー、わくわくエンタテイメント作品。 不思議+ちょっと怖い+謎解き+人情=最強の児童向け小説かも。 作者の山中恒さんは、…

『ケンスケの王国』

『ケンスケの王国』 マイケル・モーパーゴ作 佐藤見果夢・訳 評論社 2002/9/20 イギリス「子供の本賞」受賞作品(2000年) 無人島に流れ着いた、一人の少年、マイケル。 無人島だと思ったら、一人だけ住人がいた。ベルトに刀をさした老人。 この物語は、マイ…

『パンプキン・ロード』

『パンプキン・ロード』 森島いずみ・作 狩野富貴子・絵 学研ティーンズ文学館 2013/2/26 第20回小川未明文学賞大賞受賞作品 川のハヤ、ゲンゴロウ、雑木林の鳥やセミ、部屋の中を飛ぶホタル、 菜園にホースで水まきする時にできる小さな虹、星空。 キラキラ…

『キキとジジ 魔女の宅急便〈特別編その2〉』

『キキとジジ 魔女の宅急便〈特別編その2〉』 角野栄子・作 佐竹美保・画 福音館書店 2017/5/25 魔女の宅急便といえば、ジブリ映画を思い浮かべる方は多いと思う。 児童書としての魔女の宅急便シリーズは、1985年に1巻が出版され、キキが成長して、大人にな…

『ヘヴンリープレイス』

『ヘヴンリープレイス』 濱野京子 作 猫野ぺすか 絵 ポプラ社 夏休みに引越しをした六年生の和希は、新しい街を自転車で探索中に、年下の少年に出会う。彼をきっかけに和希が知り合った人たちは、学校や社会からちょっとはみ出した子供と大人だった。今まで…

『月の笛』

『月の笛』 武鹿悦子 作 東逸子 絵 小峰書店 2006/10/10 透明感のあるリズミカルな文で描かれた、力強く幻想的な物語。 文章、というより、日本語が流麗で、その表現力に心がざわざわしてしまった。 子供の頃、新しい本やら新しい国語の教科書やらを読むと、…

『ペンネームは夏目リュウ!~キミも物語が書ける~』

小学生向けの、物語の作り方マニュアル。 小学校5年生の宏樹が物語を書く、という物語仕立てになっている。 軽く読みやすい文章と展開で、一話終わるごとに、ミニミニ創作講座がついていて、物語が進むにつれ、創作講座もステップアップ。チャート方式で、…

『ひぐれのお客』

『ひぐれのお客』 安房直子・作 MICAO・画 福音館書店 2010/5/25 図書館の書架に並んだ本の背表紙を眺めると、よく手に取られていそうな人気のある感じだなあとか、逆に、古いけどきれいであまり借りられていないのかな、などと思うことがあり、それは…

『クワイナー一家の物語』

『大草原の小さな家』というアメリカのドラマを、昔、ところどころ見ていた。ローラという明るい活発な女の子が主人公で、ローラの家族が、私が初めて知ったアメリカの家族像だった。 ローラの母さん、キャロラインが少女だった頃の物語が、この全7巻の本だ…

『赤いペン』

必要な人のところにいつのまにかやってくる赤いペン。 役目が終わると、いつのまにかどこかへ行ってしまう。 世の中の人も出来事も全て、そんな面があるのかもしれない。 赤いペンほどシンプルでないだけで。 文がうまくてぐんぐん引き込まれる。 と思ったら…