『ちひろと歩く信州』
『ちひろと歩く信州』
画家いわさきちひろさんの絵がふんだんに使われた、信州ガイドブックです。
いわさきちひろさんは、1918年(大正7年)生まれの画家。
信州は、ちひろさんと縁の深い地方です。
ご両親の故郷が松本だったため、ちひろさんも戦時中は松本に疎開していました。
山が大好きで、夏には燕岳に度々登山しています。
上高地は大のお気に入りで、友人達と共に何度も訪れては絵を描いています。
冬には、大町や白馬でスキーを楽しみ、小谷温泉であたたまったそうです。
新婚旅行は、白骨温泉へ。
47歳の時には黒姫高原に山荘を建て、アトリエとして使いました。
そんなちひろさんの足跡を辿りながら、信州の魅力ある見所をたっぷり紹介しているのが、この本です。
このガイドブックは、紙がとてもいい感じなんです。
ふわっとした触り心地で、厚みもちょうどよくて。
ちひろさんの絵は、表紙を含め127点掲載されています。
美しい信州のカラー写真も多く、ちひろさんが写った貴重な白黒の写真も。
ちひろさんのファンの方でしたら、安曇野ちひろ美術館・安曇野ちひろ公園への訪問をメインに、時間の許す限りあちこちに足を伸ばして、信州の旅を楽しめるのではないかと思います。
夏休みはおしまいですが、これからは芸術の秋、移動するにも楽な季節です。
信州の秋はさわやかで、花も紅葉も美しく、最高です。
ぜひ、ちひろさんを追いかけて、信州の旅を楽しんでください。
秋だけでなく、信州は、四季折々に美しく、いつでも素晴らしいところですけどね!