特撮ヒーローもアニメヒロインも、戦う。
日本アニメファンの海外の友人が、東日本大震災直後、とても心配してくれた。
私は返信の中にこんな言葉を書いた。
日本アニメを見て育っていれば、
愛と、勇気と、希望を、どんな時でも忘れないよ!
日本アニメファンの友人は、大真面目に納得してくれた。
実際、私は、自分が書いたことを信じていたし、今も信じている。
ウルトラマンも仮面ライダーも、女の子であるセーラームーンも、みんな、
理不尽に攻撃を仕掛けてくる敵から、大切な人や大切なものを守るために、
戦う。その戦いは、勇気であり、大切な人への愛でもある。
もし、ヒーローが戦わず、敵に大切な物を差し出すような行為をしたとしたら、
それは、希望の光を失うことを意味する。
戦わないとは、理不尽にやりたい放題をする敵の言いなりになるということだ。
が、ヒーローは強靭で、決して希望を失わないから、大切なものを諦めない。
守るために、戦う。
大人になるにつれ、戦い=悪いこと、と考える人が増えていくようだ。
戦い=戦争=武力による衝突・殺戮
という印象が強過ぎているのではなかろうか。
戦争というと、70年前の武力衝突の戦争をイメージする人も多いかも。
けれど、戦争は形を変えて、情報戦や歴史戦などの形で、既に日常の中に、
仕掛けられているかもしれないよ?
特撮ヒーローやアニメヒロインたちが持っている、愛と勇気と希望の種を、
日本の子供たち(元子供たちも含む)も、きっと心に持っている。
その種が芽吹き、まっすぐ健やかに育ってくれることを願う。
立ち上がるべき時には立ち上がり、
守りたい大切な人・もののために戦うことができる人であることを、願う。
終戦の日、私は英霊に心から感謝を捧げる。
彼らが戦い守ってくれたおかげで、今の日本が、私たちが、あるのだから。
大切なものを守るために戦うことは、悪ではなく、尊いことなのだ。
「降りかかる火の粉は払いのけるのがあったり前じゃない!」(アスカ)